5月下旬より、保健師実習である「公衆衛生看護学実習Ⅱ」がはじまっています。

今年は、大崎町、肝付町、いちき串木野市、阿久根市、出水市、南さつま市、湧水町と各地域振興局において、15名の学生が実にさまざまな地域にお世話になりながら、実習を行っています。

こちらは、来週の健康教育に向けたデモンストレーション中の様子です。

学生一人ひとりも当事者になりきって、「もっとこうした方がよいんじゃない?」「これはどうだろう?」とブラッシュアップさせていきます。

こちらの学生2人組は、「同じ集落に継続的に入りたい。せっかくなら全戸訪問したい」とのテーマを掲げて、実習期間中に何度も集落を訪れており、すでに教室参加者全員の名前・年齢・プロフィール、人口ピラミッド、日々の暮らしぶりや価値観が頭に入っています(なので、学生Aは〇〇さんの役、学生Bは◆◆さんの役・・という風に、配役が決められていました!)。高齢化70%を超える集落で学びながら、今では「高齢化が進んでも、豊かで健康な地域はつくっていけると教えていただいた。この集落の魅力は地域全体に還元できる素晴らしいもの」との考えにいたり、これから「地区だより」を自分たちで作成して、地域全体へ向けて発信してみようと考えています。フレフレー!

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そして!

本実習では、“現地での学びを現地に還す”をモットーに、現地での最終報告会を行っています!

 

「地域とは何か?」「保健師とは何する人ぞ?」「現場に足を運ぶことはいかに重要か?」

思考錯誤、奮闘しつつ、自問自答のなかで歩みを進めていきます。もちろん、自己の課題にぶつかることも沢山あります。

ときに苦しいし、もがくべきタイミングも訪れます。

健康教育や家庭訪問など地域への参加を通して、地域を歩くながら、磨かれる先にあるものは何か?

こたえが出るのはずっと先かもしれないし、もしかすると出ないかもしれない。

でも、突き抜けた先には、きっといつか何かがあるさ!

もがけるときに、ちゃんと、もがこう。

ということで学生のみなさん、今しかできないことを、きばいやんせー!!