しおさい会とは

しおさい会の明るい未来

「しおさい会」は、鹿児島大学保健師同窓会の愛称です。

正式には、鹿児島大学医学部附属保健婦学校、鹿児島大学医療技術短期大学部専攻科地域看護学特別専攻、鹿児島大学医学部保健学科看護学専攻の同窓会です。

会員は、創設以来の7校の保健師養成課程卒業生と特別会員である教員の先生方です。

正式名称以上に本校の歴史は長く今年(2018年)75周年を迎えます。昭和17年4月1日に全国2番目の2年課程の県立保健婦養成所として創立されて以来7度の学校名の変遷を経ています。2年課程から3年課程へ、そして看護婦3年に保健婦8か月、保健婦1年の鹿児島大学医学部附属保健婦学校となりました。

平成と共に、鹿児島大学医療技術短期大学部専攻科地域看護学特別専攻へ、平成10年に現在の鹿児島大学医学部保健学科看護学専攻となり看護師、保健師一貫教育となり多くの卒業生を輩出してきました。

学校創立35周年の昭和51年12月、「同窓生の結びつきを大事に育みたい」-この一念で多くの卒業生の声に支えられて各学校の代表者6名の発起人会が発足しました。昭和52年8月には、12人の準備委員により総会の準備が進められ、昭和54年1月14日に第1回同窓会が開催されました。

『保健婦、保健師』であることを共通項とした仲間同士が集い、学び合える場として設立された同窓会「しおさい会」は、2019年に記念すべき20回目の総会開催を迎えました。

会長あいさつ

あけましておめでとうございます。みなさま、希望に満ちた、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。私は、昨年10月の第21回総会(紙面による)で、会長の重責を任命されました昭和53年卒の兒島淳子でございます。前会長の徳永龍子様よりバトンを受け、11月に、鹿児島大学医学部保健学科の水田明子教授の所に徳永様と共にご挨拶に参りました。

コロナ禍での講義や演習・実習等については、様々な取組みをなされていることや、学校独自の課題をお聞きしました。また、学生の皆さんが、就職活動や国家試験を想定しての模擬試験の学習に集中しておられる様子を伺いました。
振り返りますと、昨年は新型コロナウイルス感染症の第3波から第5波へと感染の拡大を幾度も経験しました。災害時と変わらない対応を要する危機的な状況を乗り越えて、年末時点は、全国での1日あたりの新たな感染者数が約300名程に減少した日が続きました。
ところが、今年に入り全国的にオミクロン株による感染が急拡大し、連日報道される第6波の新規感染者数は、未曽有の数となりました。医療現場の逼迫と負担の増加が懸念される中、保健、医療、介護、保育等のあらゆる分野において強い警戒感をもって対応する日々です。
そこで、保健師の担った役割とその実際を共有したい思いで、令和4年5月21日に「しおさい会セミナー」を計画しております。現場で必死に従事した方々の体験から、多くの事を学び、今後に向けて教訓を得られる貴重な機会です。感染者数の減少が図られ、5月のセミナーが開催できることを目指して参ります。

また、気候変動の影響を受けて、豪雨・台風・竜巻・森林火災等、世界的にも各地で災害が発生しました。日本国内では、地震も多発し、特に、7月の熱海地区での大規模な土石流の災害は、シラス台地の鹿児島県でも、同様の災害が発生するのではと懸念されます。「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)」の協議の内容をみますと、世界規模の取組みの前進を期待せずにおれません。

一方、昨年は、元気を育めた事柄もございました。7月に、「奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島」の世界遺産登録正式決定が発表され、世界に誇ることとして嬉しい一報でした。そして、7月~9月にかけての「東京オリンピック・パラリンピック」では、アスリートの方々のパフォーマンスに感動し、身体・メンタルの強靭さに目を見張り、選手とこの大会を支えていた組織力等に多くのことを学びました。
さて、今年は令和4年、寅年です。「寅、千里を走る」とも語られ、素早さと持久力を見習いたいと思います。

尚、現在の本同窓会の会員は、1387名です。予算確保については課題があり、この数年多角的な検討を重ねて、鹿児島大学看護同窓会「つめ草会」様にも、様々な検討をお願いしております。近く方向性が明確になりましたら、ご報告させて頂きます。
また、看護協会ニュースの中に、「看護基礎教育の4年制化についての検討が、重点的に進められている。」と、掲載されております。当然、保健師教育の検討も全国的に進んでおり、私たちも母校における保健師教育の充実を願うことです。
そこで、同窓会の目的を再確認いたしますと、「会員の親睦をはかり、母校の使命達成の推進力になる。会員の教養を高め、専門的知識技術の向上につとめ、社会福祉の貢献に資する。」とあります。この目的に沿った活動が継続しますように、新役員による役員会の活動も協力して推進して参ります。

最後に、私が、就職したばかりの昭和53年に、この同窓会の発会準備会が着々と進められ、先輩の方々が手弁当で、笑顔で賑やかに語らっておられた役員会のことが思いだされます。保健師1年生の私も、準備会の一員でした。同窓会への先輩方の篤い思いをこれからも繋いでまいりたい所存です。
桜の花の開花も間もなくです。新年度のスタートの時期でもあります。皆さまの、ご健康とご健勝を心よりお祈り申し上げます。

令和4年1月吉日

第6代 前会長あいさつは、下記ボタンからご覧ください。

第6代 前会長あいさつ

しおさい会の歩み

鹿児島大学医学部附属保健婦学校同窓会発会記念 昭和54年1月14日 於 ホテル鶴鳴館
第19回しおさい会総会
昭和17年 全国2番目の県立保健婦養成所として2年課程の教育が開始される
昭和36年 国立移管され、「鹿児島大学医学部附属保健婦学校」となる
昭和54年 同窓会発足
1月14日、ホテル「鶴鳴館」にて、第1回同窓会総会が開催され168名参加
昭和55年 同窓会通信No.1の発行(昭和56年の第2号より名称が「しおさい」となる)
昭和57年 第3回総会より、総会を2年毎・夏季(8月)に行うことが定着
平成2年 鹿児島大学医療技術短期大学部専攻科地域看護学特別専攻卒業生(1期生)が入会
平成5年 総会は8.6水害により開催できずに紙上総会となる
このとき愛称「しおさい会」と命名される
平成15年 鹿児島大学医学部保健学科看護学専攻卒業生(1期生)が入会
平成16年 第1回しおさい会セミナーの開催(以降、隔年で開催される)
平成29年 第19回しおさい会総会の開催
平成30年 第8回しおさい会セミナーの開催
2019年 新元号で「第20回しおさい会総会」が開催される
2020年 しおさい会セミナー中止(新型コロナウイルス感染症の流行に伴う)
2021年 第21回しおさい会総会の開催(新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、紙面総会での実施)

<教育の変遷と同窓生卒業年>
県立保健婦養成所 昭和19~20年(1~3回生)2年課程
県立興健女子学院 昭和21~26年(4~7回生)3年課程
県立看護学校公衆衛生看護学科 昭和27~31年(1~5回生)看護教育3年卒業後保健婦8か月課程
県立公衆衛生看護学院 昭和33~36年(1~4回生)看護教育3年卒業後保健婦1年課程
鹿児島大学医学部附属保健婦学校 昭和37~平成元年(1~28回生)看護教育3年卒業後1年課程
鹿児島大学医療技術短期大学部専攻科 平成2~14年(1~13期生)看護教育3年卒業後1年課程
鹿児島大学医学部保健学科看護学専攻 平成15年~現在(1期生~)大学4年課程の中で看護師・保健師同時教育

入会のご案内

卒業写真

本学保健師養成課程を卒業した方で、同窓会費の納入がお済でない方につきましては、入会の手続きをお願い致します(年会費1,000円)。

同窓会費の納入方法は下記のとおりです。郵便振込でお願い致します。

振込方法

  1. 本同窓会専用の振込用紙をお持ちの方は、その用紙をご使用下さい。
  2. 同窓会専用の振込用紙を紛失された方は、最寄の郵便局の振込用紙で、下記の口座へお振込みをお願いします。
  3. ご不明な点やご質問などがございましたら、お問い合わせください。

振込先

郵便局(振替)
口座番号 02000-7-11221
加入者名 しおさい会

※ご依頼人の欄には 氏名、卒業回生(卒業年)を忘れずにご記入ください。
例)平成16年3月卒業 しおさい かいこ(シオサイ カイコ)
※ATMはご利用できません。

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